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M&Aの仲介会社とは? その概要とメリットと選び方を解説します!

M&Aの仲介会社とは?  その概要とメリットと選び方を解説します!

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M&Aは、仲介会社やM&Aアドバイザーなどを介して買い手・売り手を探すことが一般的です。そこで、この記事ではM&A仲介会社を利用するメリットや選び方について詳しくご紹介します。

■M&A仲介会社とは

M&Aの仲介会社は、M&Aを希望する買い手と売り手を客観的な立場で結びつける会社です。M&A仲介会社の仕組み、メリットについて詳しくみていきましょう。

M&A仲介会社の役割
・マッチング

売り手、買い手ともに独力で相手を見つけることは困難です。会社を売りたいと考えている「売り手」と、会社を買いたいと考えている「買い手」を引き合わせる「マッチング」が、M&A仲介会社の大きな役割のひとつです。
 

具体的には、売り手に対しては複数の買い手候補を紹介し、買い手に対しては魅力的な売り手の情報を開示します。M&A仲介会社は売り手・買い手の間に立ち、中立の立場でマッチングを行います。
 

売り手・買い手の双方にどのような相手を紹介できるかが、M&A仲介会社の腕の見せ所といえます。仲介会社によって、得意とする業種があります。

・M&Aの交渉を円滑に進める

売り手・買い手候補の間に立ち、交渉がうまく進むように調整するのも、M&A仲介会社の重要な役割です。
 

M&Aが成立するまでには、合意書の締結や「デューデリジェンス」とよばれる売り手会社の財務調査など、いくつものプロセスを踏みます。M&A仲介会社が、複雑かつ専門知識が必要とされるM&Aのプロセスを管理します。
 

また、M&Aの交渉では、少しでも高い価格で売りたい売り手と、少しでも安く買いたい買い手候補の間で激しい攻防が繰り広げられます。互いが感情的になって交渉が破談にならないよう、M&A仲介会社が間に入り、双方が冷静に交渉できるようサポートします。

料金の種類

仲介会社に支払う一般的な費用は、以下のようなものがあります。

  • 着手金:無料~数百万円
    名前の通り、着手時に支払う料金です。結果的にM&Aが成約にならなかった場合も、ほとんどの場合は返金されません。
  • 月額料金:無料~数百万円
  • 中間金:成功報酬の10%~30%
    M&Aがある程度の段階まで進んだ場合支払う料金です。ある程度の段階とは、一般的には基本合意書の締結になります。料金を支払うタイミングは会社によって異なります。中間金がない仲介会社もありますが、これも着手金同様、成約しなかった場合でも返金はされません。
  • 成功報酬:500万~5,000万円ほど
    中小企業のM&Aでは最低報酬500万からが相場で、一般的に500万~5,000万円ほどが一つの目安となります。

 

■M&A仲介会社を利用するメリット

最近ではM&A仲介会社に依頼するのが主流となっています。ここでは、その仲介会社に依頼するメリットを解説します。

候補が見つかりやすい

M&A仲介会社は、独自のネットワークを持っています。その幅広いネットワークから最適な相手先を探すことができ、選択肢が増えます。

スムーズに行うことができる

M&A仲介会社はM&Aのプロセス一連をまとめてサポートしてくれますので、M&Aがスムーズに運びます。
また、双方の希望を把握し、中立の立場で客観的にアドバイスをしてもらえるので、友好的なM&Aが期待できます。

価格の交渉をしてもらえる

希望する価格は売り手・買い手双方にとって重要な問題です。仲介会社が間に入ることによって、値段交渉で双方にしこりなどが残らないよう、最適な価格で譲渡・譲受することができます。

失敗しないM&A仲介会社の選び方

世の中には、多くのM&A仲介会社がありますが、どこを選んでも同じというわけではありません。それぞれで強みとするポイントが異なるからです。仲介会社を選ぶ際は、強みをチェックしましょう。
 

たとえば、売り手会社の売買価格が数百億円という大きな案件を多く扱っている仲介会社もあれば、数千万円程度の中小案件を得意とするところもあります。また、特定の業種や業界に強みを発揮する仲介会社もあります。税務サポートがあったり、海外企業とのM&Aに対応していたりするなど、さまざまなポイントで各仲介会社が「強み」をアピールしています。
 

また、M&A支援機関登録制度の登録機関であるかどうかもチェックポイントのひとつです。「M&A支援機関登録制度」とは、中小企業庁がM&Aの活用促進のために始めた制度です。登録機関となっているM&A仲介会社に依頼すれば、発生した仲介手数料などについて国の補助金の対象となる場合もあります。
 

たとえば、M&Aキャピタルパートナーズや日本M&Aセンターは、大手企業の案件を数多く扱っていることで知られています。一方、弊社ビスカスが取り扱う案件は中小企業が中心ですが、会計事務所のM&Aを多く手がけています。これらの仲介会社は、いずれもM&A支援機関登録制度の登録機関です。
 

自社の事業規模や業種と照らし合わせ、適したM&A仲介会社を探しましょう。

報酬体系をチェックする

上述したように、M&A仲介会社に仲介を依頼すると「着手金」「月額料金」「中間金」「成功報酬」といった費用が発生します。これらの費用がどのようなタイミングで発生するか、仲介会社によって異なります。依頼を検討するM&A仲介会社の報酬体系をチェックしましょう。以下の2点はぜひ押さえておきたいチェックポイントです。

・着手金の有無

仲介会社によって、着手金が発生するところとないところがあります。着手金はM&Aの成否にかかわらず支払う必要があるため、注意が必要です。

・報酬の算定方法

M&Aが成立すると、仲介会社に成功報酬を支払います。成功報酬の算定方法も各社によって異なるのでチェックしましょう。
 

成功報酬は一般的にベースとなる金額の5%とされていますが、譲渡価格をベースにするケースと、譲渡価格に売り手の負債を加えた総資産をベースにするケースがあります。また、この算定方法とは別に、最低成功報酬額を定めている仲介会社もあります。

相手企業の選定方法をチェックする

M&Aの相手候補となる会社をどのように探すのか、仲介会社によって方法が異なります。売り手が仲介会社に買い手候補を探してもらう際、候補を1社ずつ売り手に提示する場合と、複数の候補を同時に提示する場合があります。どちらの方法を採用しているか、問い合わせ時に確認しておきましょう。当然ですが、複数候補を同時に提示するほうがスピーディにマッチングが成立します。

まとめ

M&A仲介会社は売り手・買い手企業双方の希望を汲み取ったサポートが可能です。自社と相性のいい信頼できる仲介会社を選ぶことが大切です。M&Aは半年から1年、それ以上かかってしまうこともありますので、依頼する会社は慎重に選びましょう。

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